崖っぷちフリーランスのほったらかし投資

収入が不安定なフリーランスが、投資で不安を解消!……予定

“相場は予測不可能”という前提で始めるFXのシステムトレード

これまで何度かFXで失敗した結果、わかったのが、自分にはギャンプルの素質がないこと。自分が決めたルール通りに続けられず、時にはなんとなく、時には感情的に進めてしまいます。

そこで、ある時からシステムトレードを志向しました。プログラムやアルゴリズムにしたがって、勝手にトレードしてくれるトレードです。

いくつかのシステムを使ってみましたが、十分にプログラムやアルゴリズムを理解できないまま使っていました。それでも利益が出ていればよかったのですが、どうしても納得のいく利益が得られません。そこで……プログラムの詳細設定を自分でいじりました。ただ、前述した通り、プログラムやアルゴリズムを完全に理解していません。そうした状態で、設定を変えたとしてもうまくいくわけがないですよね。そうして、徐々に資産を減らしていくことになりました。

一方、トライオートFX、特にコアレンジャーに関しては、その仕組の簡単さから、そのシステムの理解は簡単です。相場が動いたらポジションを「売り」と「買い」で仕込んでいく。罠(トラップ)を仕掛けていくイメージです。相場が、どう動いていくかはほとんど関係なく利益を増やしていきます(もちろん評価損も増えていきます)。

トライオートFXでは、相場の動きに関係なく利益が増えていきますので、プレイヤーが考えるべきは、リスク管理についてです。トライオートFXで評価損だけが増えていくのは、相場が一方向にのみ進んだ時です。何かの発表や事件が起きたときに発生する、暴落や暴騰に備えるのです。それ以外の場合であれば、利益は積み重なっていく。相場の予想も必要なく、ほったらかしでOKなのです。だから私はトライオートFXを使ってみることにしました。

 

リスク管理だけを考える

FXはギャンブルなのか、そうではないのかという論争があります。でも私は、どちらでも良いと思っています。むしろ、ギャンブルだと考えても良いのではないでしょうか? 競馬やスロットなどの100%ギャンブルだと言われているものでも、生活できるほどに儲けている人はいるのですから。

例えば競馬では、親が誰で、今は体調が良いとか悪いとかを考えてベットするわけですよね? パドックの顔つきを見るのが1番、なんて考える人もいるようです。

そうした分析を重ねたとしても、誰もが勝てるわけじゃない。むしろ勝てない人の方が多いわけです。どんなに分析したとしてもね。

FXの対象は、国家が発行する通貨です。基本は、どちらの国力が強いのか弱いのかということのはず。米ドルと日本円を比べて、次の瞬間はアメリカと日本はどちらが勝つかということです。

だから、FXの分析をする多くの人が、毎週のように発表される経済指標を読み解こうとし、相場の上がり下がりを、そうした分析結果から説明しようとします。

でもね、いくら分析しようが、表層的な指標などを見るだけでは、次の瞬間すらも予想できないんです。トランプ大統領がなにかをツイートすれば、麻生大臣や日銀総裁などがポロッと言った一言でも、相場は上げ下げしちゃうのです。

よく証券会社のアナリストやFXの勝ち組ブロガーなどが、今週の振り返りと来週の予想みたいなレポートや記事を書いていますが、それを読むだけでは勝てませんよね。予想なんて無意味に近いと思います。

そこで、予想や予測するのを断念することから再出発することにしました。

 

■予想や分析しなくても良い究極のシステム

作家として有名な浅田次郎さんは、ギャンブル歴も長く、いくつかの関連著作を記しています。そのどれかに書いてあったかは覚えていませんが、下記のような競馬の必勝法が書かれていました。

何番の馬が勝つとか予想せずに、例えば1番なら1番に、一日ずーっと賭け続ければ、いつかは勝てるそうです。例えば、最初のレースでは1番に100円を賭けます。そこで負けたら2レースでまた1番に200円を賭けます。さらに負けたら3レースで400円を賭ける……4レースでは1,600円……。ずっと同じ1番に賭け金を二乗しながら賭け続ける。すると、どこかの段階で利益が出せるという。

私は競馬をしません。単に浅田次郎さんが好きで読んだだけなので、上に記したことは記憶違いだったかもしれません。でもまぁ、そんな感じで賭けていけば、誰でも勝てる。あとは、負け続けた時にも耐えられる資金力と、負け続けた時も「1番の馬に賭ける」という自分で定めたルールを変えない精神力が求められます。

私が考えるトライオートFXの仕組みは、同じような発想です。競馬との違いは、レースごとに損益が確定しないことです。FXの場合は、持ち続けていれば、かなりの高確率でいつかは利益になります。

そのため、二乗していく必要はありません。例えば1,000通貨と決めたなら1,000通貨を等間隔でベットしていきます。

 

■ボロ儲けは考えない

例えば、1年間に家族で生活するために600万円が必要だとします。手元に2億円があれば、年利3%の投資で、600万円が手に入ります(税などを考えない場合です)。

この資産が1億円であれば、年間600万円得るには、年利6%の投資が必要になります。

さらに5,000万円であれば、年利12%……2,500万円であれば、年利24%……1,250万円であれば年利48%……ここまでくると、実現性が乏しくなってきますね。

年利が低ければ、それだけ投資リスクは少ないです。3%であれば、アメリカ国債などを買っておけばよいでしょう。もしくはアメリカの銀行にドル建てで預けておけば良いかもしれません。

目指す年利が6%となると、少しリスクが上がりますね。さらに12%以上となると、かなりリスクが高いと言えるでしょう。

トライオートFXで、私が目指しているのは、年利20%くらいです。かなりリスクが高いですね……。ただ、実現できない数値ではないと思います。

現在、80万円で運用していますが、月に12,000円前後の利益が出せそうです。年間で144,000円として、年利は18%です。年利を20%に調整するとすれば、元本から10万円を引いて70万円にすれば年利は約20%となります。ただしリスクが高まりますので、今はこのままで行こうとおもいます。

仮に、このまま利益を出し続けていけば1年後には144,000円の利益が確定しているので、その利確分から10万円を引き、2年目からは年利20%での運用をしていくかもしれません。

ともかく、プレイヤーが天才でもない限り、美味しい話はありません。ごくまれには5,000円を数年で何億にまでした、なんてこともあるかもしれませんが、ほとんどの人が天才ではない、という点を肝に銘じて投資していきましょう。